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国旗 べナン 支援レポート

学校増築

新しい教室では1クラス50名程度で、204名の生徒が授業を受けられるようになった

1階部分が完成した新校舎。教室が4つ増えた

生徒たちも土運びなどできることを手伝った。写真右が建築中の校舎、左奥がわらぶきの旧校舎

更新 2017/02/06 

積極的に地域教育にかかわる住民たちの熱意に応え、学校を増築しました

HFWの活動地のベト村では、2004年当時、学校が近隣にないため、就学率が低い状態でした。最も近い中高一貫校は9キロ離れた場所に。多くの親は交通費や寮費を負担する経済力がないため、子どもを通わせることができませんでした。HFWが2004年に実施した農村調査では、地域に学校を切望していることが判明。この調査で、住民たち自身も改めて学校教育の重要性に気づき、自分たちでお金を出し合ってわらぶきの校舎を建てました。学校は公立校として国から認可され、教師が派遣されて教育がスタート。しかし、わらぶきの校舎では雨風をふせぐことができません。より良い教育環境を整えるために、HFWが資金を出して新校舎を建設することに。住民たちもボランティアとして建設を手伝いました。

校舎建設後、保護者たちは積極的に教師と協力して学校の維持・管理に関わってきました。校舎の修理が必要な場合は、住民たちで地方自治体に申請して予算を獲得したことも。HFWは、その住民たちの行動をサポートし、モニタリングを続けただけです。しかし、その住民たちの教育への意欲の結果、この学校は教師によるストライキがなく、郡のなかでもトップクラスの成績を収めるようになりました。大学入試資格を得るための試験では、合格率がゼ郡と国のいずれの平均も上回っています。評判が広まり、開校当初78名だった生徒数は2015年度には1087名にまで増加しました。

ところが、一方で教室が不足するといった事態に。公立校であるため、生徒の受け入れを制限できません。その結果、全生徒をカバーする授業時間がとれないため、教室を時間差で使用したり、昼休みや週末、祝日などにも授業を行ったりして、教員・生徒ともに負担になっていました。住民や地方自治体では新たな校舎建築費用がなかったため、2015年後半からHFWが一部助成金も含めた資金を出し、2階建ての校舎を増築することにしました。校舎は11月に完成。12月から授業を始めることができました。

ベト村の中高一貫校の例は、地域の住民たちが教育の大切さを認識し、学校の運営を積極的にサポートすれば、高い質の教育が行われることを示しています。国や地方自治体が必要な場所に学校を作るだけでなく、持続的に質の良い教育を提供し続けていくには、住民の理解と参画が必要です。HFWは、このような好例を他地域にも波及できるよう行政に働きかけていく予定です。

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卒業生からのメッセージ
エリック・アリスさん(YEHベトのメンバー)

僕は理科系科目のBAC(大学入学資格)を取得しました。昨年から大学に通って生物を学んでいます。入学した2006年は、ベト村中高一貫校にはまだ3教室だけでした。僕の友だちで、毎朝5時に起きて6キロ歩いて通ってくる子もいます。徐々に教室も生徒も増え、新入の中学1年生と、試験のある2学年(日本でいう中学3年生と高校3年生)以外の学年は、毎日教室を変えながら勉強していました。「ここは私たちの教室よ」「いや、僕たちの教室だ」というもめごとが毎日のように起こっていました。教室が足りず、外の木の下で授業が行われたことも度々ありました。「教室が埋まっているから授業はなし。家に帰って」と先生から言われたことも。校舎の増築によって勉強する環境が改善されることを願っています。

 


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